Tea time @ Sherazade

シエーラザードでティータイム
絶賛開催中の”千夜一夜物語”ですが、段々と中近東のお料理が普通に感じられて来た今日この頃。あちらでよく食べられているデザートといって思い浮かぶのはやはり、Loukoum(ルクム、でんぷん質の粉と砂糖を練って作ったお餅のようなお菓子)、Baklava(バクラヴァ、薄い生地の上にナッツなどをのせ何層も重ねて焼いたお菓子)、Corne de Gazelle(コルヌ・ド・ガゼル、クロワッサンのような形をした焼き菓子)でしょうか?
上のお菓子に必ず使われているのが前にもお話ししたオレンジフラワーウォーターとローズウォーター。どちらも蒸留してエッセンシャルオイルを作る時にできる副産物なのですが、食用としてお菓子の香りづけに使えるぐらいなので、化粧水やオー・ド・トワレとして使っても安心。(化粧品として工業生産されているものあります。)ネロリやローズの香りはそれぞれ知っているけれど、日本ではお菓子に使うことはほとんど無いので、デザートを口に入れた瞬間に広がるオレンジフラワーやローズの香りはとてもエグゾチックかもしれません。
アーモンド、ピスタッチオなどのナッツ類も使用頻度が高い材料の一つ。クスクスのスムール(引き割り小麦のつぶ)も小麦粉のように使いますし、はちみつも忘れてはいけません。
所変われば品変わる。材料だけでも私たちの知っている”お菓子”とは違いがありますね。


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