Mille et une nuit

千夜一夜物語
またしても久々の投稿となってしまいましたが、4月6日(金)から”Mille et une nuit”と名付けて中近東、北アフリカに魔法の絨毯に乗って旅しているクミックです。
アジアンに続き、どうして中近東&北アフリカ?と思われる方も多いかも。フランスにはマグレブと呼ばれる北アフリカの移民がとても多くて小学生に人気の給食メニューの中にクスクスが入っているぐらいなんですね。それ以外にもレバノン、イラン、トルコなど中近東の移民も多く、私が住んでいた10区、Chateau d’eau(シャトー・ドー)辺りにはインド、パキスタン、トルコ、アジアの小さなレストランがひしめき合っていました。今はもう少しお洒落な感じになってしまっているかもしれませんが。(笑)
東京にはトルコ、モロッコなどアラブ文化圏のお料理が食べられたり、地中海というくくりでハーブやオリーブオイル、レモン、トマトなどを使ったレストランも多いのですが、この辺りではなかなか食べられない!ということで、パリに住んでいた頃に食べたPizza Turque(トルコピザ)とAyran(ヨーグルトドリンク)が妙に懐かしく、それなら自分で中近東から北アフリカをトランジットする期間限定レストラン”千夜一夜物語”を開いちゃおうという運びとなりました。
世界三大料理は?と聞かれて、”フランス、中国”までは答えられるんですが、もう一つは何かと言われると”どこ・・・?”と一瞬考えてしまいそうですが、”トルコ”だそうです。トルコ料理と言って思いつくのは”ケバブサンドイッチ”、”ナスのグラタン”と”メッゼ(色々な前菜が小さななお皿に乗せられている)”ぐらいでしょうか?いえいえ、そんなじゃございませんのよ。強大なオスマントルコ帝国のスルタンのお腹を満たすお料理がトルコ料理なのです。といかにも専門家を気取ったクミックですが、実際それほどのお料理を知っていたわけではないんですよ。しかし、トルコ料理のレシピを見ていくとまさに”東洋と西洋の交わる国”という言葉がぴったり。これがトルコ料理の豊かさなのだろうと納得。
ラクダに乗った隊商たちが中国から砂漠を渡りながらスパイスや珍しい調度品を運んだだけではなく、その土地、その土地に食文化も残し、そして自分たちも異国のレシピを受け取っていった足跡を辿るような、そんな歴史を遡る空想&妄想旅行、まさに空飛ぶ絨毯!
イスタンブールの後はモロッコ方面にトランジット予定です。
Mille et une nuit
千夜一夜物語
4月6日(金)〜4月22日(日)


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